Novel

□視線
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あいつは俺が見つけた














最初はただの後輩だった。光速の脚をもつ使いやすいチビ。


いつからだ?

あいつが
あいつの周りが気になりだしたのは

糞三兄弟の長男と馴れ合ってるとき

あいつが進の話しをしている時

筧とのやりとり、試合での駆け引き

陸とあいつか知らない時間

糞ドレッドを本気にさせる本物の『何か』を俺以外の奴に見せるとき







胸糞が悪くなる



見つけたときは誰も気にとめる奴なんていなかったのに、今ではあいつは自分に関わった糞共全てを虜にしてしまった

本人は気付いちゃいないがな

だか、端から全部見てきた俺には、試合を交える事に増えていく纏わり付く視線を見逃さない




























気に喰わねぇ











あいつを見つけたのはこの俺だ
他の糞共になんてやらねぇよ


これ以上糞共がお前に近づく前に俺のものにしてみせる




待ってやがれ


セナ
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