CLAP
□チョコレート
2ﾍﾟｰｼﾞ/5ﾍﾟｰｼﾞ
□■Saint Valentine's Day■□
２月１４日…
この日は女の子が好きな男の子に想いを伝える日。
かく言う私も手中にﾁｮｺﾚｰﾄを隠し持ち、想い人を捜していた訳なのだが……
「隊長〜♪大量ですねぇｗｗ」
「五月蝿い。
こんなにあっても喰えねぇよ。」
私の想い人の前にはドッサリと積まれたﾁｮｺﾚｰﾄの山。
「じゃあ私に少し下さいよう♪」
「もう適当に持ってけ。」
…か・な・り・モテてます。
そりゃぁあの容姿ですもんね？
ちょっと小さいケド。
ってか乱菊さんにあげてる…。
私があげてもあの中の１つになると思うと……
怖くてあげられません！！(泣)
そんな事を思いつつ逃げては訪れ…を繰り返している私って…
…………バカ？
いやいや、恋する乙女ってこんな感じよ、ね？……ねっ？？
でもそろそろあげないと日が暮れるって！
…よし！！
私も女だ！覚悟を決めろ！
「日番谷たい…………あ。」
「日番谷君、はいﾁｮｺ。」
「おう雛森…サンキュー。」
……何事？？
「日番谷君毎年いっぱい貰ってるからいらないかな？とも思ったんだけどね〜？」
「あんなに義理貰ってもなぁ…」
いやいや、絶対本命ですって！
「もう！少しは女の子の気持ち分かるようにならなきゃ！」
「五月蝿ぇな！どーせコレも義理だろ？
さっさと藍染トコ行け！」
「日番谷君に言われなくても朝１番に渡したもん！
じゃあねっ！！」
…あっ…やっぱりそうなの？
良かったぁ〜〜。
「おい…いい加減入ってこいよ」
…そうそう…入って……え？
「霊圧！バレてんだっつの！」
しまったぁあぁぁ〜〜〜〜！！
「あの…いつからバレて……」
「最初っからだ。」
最初からかよっ！！！(滝汗)
「…で？何の用だ？？」
わっ…分かってないんかい！！
「えっとですねぇ…あのぉ…」
「何なんだよ！」
「はいっ！ちっ…ﾁｮｺﾚｰﾄを！」
女は度胸だ！！受け取れぃ！！
・・・・・・？
・・・・・・・・・・・？？
反応無っ！！あれぇ？
「しっ…失礼しましたぁ…」
はれっ？何か…掴まれれ…
「隊長！！？」
「おまっ……何で逃げんだよ！」
隊長ったら顔を真っ赤にして私を見てるじゃないですか…。
「あのぉ？？」
「これは…義理か？？」
ひっ…そんな睨まなくても…
「ほっ…本命です。すみま…」
「そうか。」
んっ…！？
んん〜〜〜〜？？///
きっ…キスされてる！？///
「たっ…隊長！！？///」
「俺を待たせた仕返し。
ﾎﾜｲﾄﾃﾞｰは楽しみにしとけよな？」
その不敵な笑みも素敵…
じゃないっ！！！
いっ…一体…何をされるですか？
想いは無事伝わったようで。
めでたし、めでたし♪
「えっ！？終わり！！？」
日番谷ｸﾝ夢です。
日番谷ｸﾝだと何となく自分の願望が強くなっちゃって…。
…まぁ気にしません。