Game
□十五夜
2ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
罪子「晴れて良かった…」
極卒「確かにそうでありますね」
罪子「…アンタに言って無いんだけど」
極卒「ぐぃい…」
名月でありますが
相変わらず司令と罪子さんの仲は悪いであります
ロマンス「……しかし今日は晴れ渡ってるから兎も良く見えるな」
豆卒「くぅい？」
ロマンスさん、うさぎさんは月には居ないであります
僕が不思議そうに言うとロマンスさんは笑って教えてくれたであります
ロマンス「いや…本当の兎じゃなくて月の影がそんな風に見えるんだ」
豆卒「くぅーいー」
確かにそう言われると見えなくも…ないような…であります
…でも
豆卒「くぅくぃい―!!」
うさぎさんより司令にそっくりであります!!
極卒「有難うであります」
ロマンス「…本当に豆卒って極卒が好きだよな…」
そう言われると二人から頭を撫でられ、たくさん団子を貰ったであります
団子にかぶりついていると
罪子「…豆卒？」
豆卒「くぅい？」
何でありますか？
珍しく罪子さんから話しかけられたであります
罪子「…月と極卒は似ていないわ。そんなの月が迷惑でしょう」
豆卒「Σくぅくぃいー!!!!!」
失敬な!!
酷いであります!!!
司令に謝るであります!!
罪子「…踏み潰されたいの？」
極卒「ばっ馬鹿!!やっ止めるであります!!」
ロマンス「罪子っ!!おっ落ち着けェ!!!」
罪子「退きなさい!!ロマ!!」
豆卒「くぅくぃい!!!!!」
…こうしてあさき家の十五夜の夜は
騒がしく過ぎていく…
END.