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□黄昏の時間
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秋の日の、赤い紅葉が落ちて地面が赤く染まっていた場所で。





『ゼロス、黄昏って知ってる?』


俺様を最も愛しいモノの様な顔で見るくせに、実はその裏で嫌なモノでも見る様に見ていた俺様の母親。
その親が何を思って言ったのか。夕暮れ時の、世界全てが紅く染まった時間に語ったあの言葉。


『ねぇゼロス、貴方の目の前にいるのは…本当に…貴方の母親なのかしら』


顔は全く見えないのに、俺様を見つめる視線がして。
それを、未練たらしく覚えている。











あの人は、
認めて欲しかったのだろうか。
…それとも…逆なのか。









【黄昏の時間】




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