Game
□Destiny.
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「こんな愚かな行いについて来なくても良いんだぞ
このまま此所にとどまって新たなマスターを選ぶ事も出来る」
『嫌ですよー、ぼっちゃんが来るなって言ってもついて行きますから』
「お前は僕がいなければ何も出来ないだろう…剣だから」
『うっわ…;それを言わないで下さいよ』
シャルティエは思う
自分に降りかかるその先を知っていながら笑える
ぼっちゃんの覚悟は決まっているのだ
そして
シャルティエも彼について行くと決めていた
「……リオン…!?」
声が聞こえた
声の主は分かっている
リオンは今までの"彼等"との思い出が駆け巡るのを押さえる事は出来なかった
だが、いや…だからこそ
僕は前を見据えシャルの柄の部分を持つ
「此所から先は通さない」
僕は地を蹴った
そして僕は虚無へと帰る
………
……………
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