Game

□Destiny.
3ページ/9ページ

 
「こんな愚かな行いについて来なくても良いんだぞ
このまま此所にとどまって新たなマスターを選ぶ事も出来る」

『嫌ですよー、ぼっちゃんが来るなって言ってもついて行きますから』

「お前は僕がいなければ何も出来ないだろう…剣だから」

『うっわ…;それを言わないで下さいよ』






シャルティエは思う

自分に降りかかるその先を知っていながら笑える

ぼっちゃんの覚悟は決まっているのだ



そして

シャルティエも彼について行くと決めていた











「……リオン…!?」

声が聞こえた

声の主は分かっている
リオンは今までの"彼等"との思い出が駆け巡るのを押さえる事は出来なかった

だが、いや…だからこそ
僕は前を見据えシャルの柄の部分を持つ




「此所から先は通さない」


僕は地を蹴った



















そして僕は虚無へと帰る






………
……………



次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ