ポケスぺ小説

□お嬢様のカントー地方冒険記
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「ここがカントー地方ですね……」
 
 私、プラチナ・ベルリッツはナナカマド博士から、オーキド博士という高名な博士へある物を届けるように頼まれて、生まれて初めてカントー地方へやってきた。
 
 今回の旅はダイヤもパールも一緒にいない。
父からは誰か護衛を付けるように言われたので、一緒に来ないかと誘ってはみたのだけど、お笑いコンテストが近いからと断られてしまった。

(久しぶりに三人で旅ができるかもしれないと思っていたので、少し残念です)

 結局、オーキド博士の知り合いの方が護衛としてついてくださることになった。なんでも、元カントー地方のポケモンリーグチャンピオンの方だそうなので、護衛としては申し分のない方だろう。

(確か、港の近くにあるディグダの穴という洞窟の入り口で合流する予定でしたね)

 ディグダの穴とトキワの森を抜ければ目的地であるマサラタウンの隣町であるトキワシティに最短ルートで着くらしい。間にあるニビシティに滞在しても、二日でマサラタウンに到着する事が可能だそうだ。

「とりあえず、早くディグダの穴へ向かいましょうか」

 護衛とは言っても、今回の相手はあまり待たせない方が良い相手だ。私は地図を手に、ディグダの穴へ向かうことにした。

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