long虹争奪戦
□不動峰VS山吹
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東京都大会
後半戦会場
『…え??まだ不動峰が来てない?』
柚「そうみたいなの……」
『…遅刻して試合出来ないっていう事態にならなきゃいいけど…』
桃「不動峰……」
『………あっれれー…??桃ちゃん、もしかしてあの杏ちゃんって子が気になったりー??』
桃「ばっ!!そんなんじゃねーよ!!!」
柚』「……必死になってるとが怪しい…」
『怪しい怪しい』
桃「だぁぁあぁ!!お前らうるせぇぞ!!!」
菊「桃…桃のほうがうるさいニャ」
桃「え、英二先輩ー…!!!」
リョ「盛り上がってるとこ悪いっスけど、不動峰来たっスよ」
『なぬっ!!…はー…よかったー』
――――しかし
[ゲームセット!!!]
会場の空気が氷りつくのに
たいした時間はかからなかった
『………なんか引っ掛かる……。おかしい、なんか本来の実力が出せてないように見えるのは私だけ?』
桃「……いや、オレもなんか引っ掛かるぜ」
『…………!!!!まさか!!!』
柚「どうしたの?」
『………いや、さっきケータイの情報マガでタクシーが事故。運転手と客四名負傷。だが、その客四名は病院に行かず、すぐさまその場を去ったとのことだ って書いてあったんだ。』
柚「!!もしかしてその四名って!!」
『………可能性はありうる』
橘「バカヤロウーっ!!」
『っ!!』
「わぁ!!」
その時、橘の声が会場中に響きわたった
『(やっぱり不動峰の人たちだったか……)』
結局不動峰は最後の試合を棄権にし、負けた
負ける寸前で棄権したので周りからの目は冷たいものだった
そして不動峰側も重たい空気に包まれていた
杏「兄さん…兄さん待って、みんな心配かけまいとしたことだし、わかってあげて…」
橘「―そうやって無理してどうなる。お前ら一人でも欠けたら困るだろうが。上にいくんだろ。早く病院に行くぞ」
神「た、橘さん」
亜「わっはっはっ!!」
「!?」
亜「くせ――奴らだぜ」
神「お前?山吹中の亜久津!?」
亜「ムナクソ悪ぃ――テニスごときで熱くなりやがって」
その言葉に怒りが隠せない不動峰はキレる寸前だ
亜「しかし、評判がた落ちだな橘部長。棄権すんなら最初からくるんじゃねーよバカ!」
その言葉に等々神尾がキレた
神「この野郎―――!!」
亜「(そーだ来い!テニスなんかじゃ物足んねぇんだよ俺は!!)」
橘「やめろ神尾!!」
神「だってよう橘さん!!」
橘「殴っていたらそれこそこの男の思うツボだ。関東の出場権もなくすつもりか?」
亜「(なんだよくわかってるじゃねーか橘)」
橘「行くぞ」
「「!」」
不動峰と亜久津の目の前に青学レギュラー陣がいた
橘「手塚ワリーな、関東までお預けだ」
手「ああ」
リョ「やっぱりアイツむかつきません?」
桃「ああ」
『やっぱトサカ頭最低だ』
柚「ほんと最低ー」
亜「ようこそ青学のみなさん」
『………歓迎されたくないんだけど』
リョ「確かに」