long虹争奪戦

□亜久津の意地 リョーマの勇気
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竜「負けられない理由?」



伴「ええ」







[ゲーム2−1青学リード!!]



























伴「竜崎先生…一生懸命練習した人間なら、たとえ負けても格好悪い事なんて一つもないですけど…テニスをバカにして、ろくに練習もしなかった人間がそのテニスで負ける事程……格好悪いことないですよ。それが、彼が負けられない理由」











『………………』









伴「そんな事には耐えられない男なんです、彼は」









亜「ふざけるな小僧が!!」




















不「乾……」




乾「ああ…亜久津がまた盛り返して来てる」




亜「(言っただろ、小僧。たたきのめすってな!!)」







リョ「!」






[ゲーム4−4!!]















不「緩急をつけ始めた……バカな(彼のテニスは攻撃のみのハズじゃ………)」





伴「見せてもらいますよ。あなたの初めて見せる、勝負へのこだわりを」








『……こだわりがあったとしても、青学をなめてもらっては困りますよ。私たちは死ぬ気で努力した。努力を一切してなく、例え産まれながらの天才だったとしても、努力をしてきてない人に負けるわけない。いままでの人も努力したのかもしれないけど負けた。けど、心、精神面ではぜったいにあんな人より強く、負けてない。なんでもあの人は心で負けてるかわいそうな人だと、私は思いますけど?伴おじいさん?』





竜「!!蜜柑!!」




蜜柑は竜崎と伴爺の後ろのフェンスを挟んだところに立っていた




伴「!!幻の虹姫、舞姫と呼ばれるあの蜜柑さんですか」




『そうですけど?』




伴「こんなところでお会いできるとは……」




『私はあの人を許しません。テニスで人を傷つける人なんて、テニスをする資格がないと私は思います。………あなたは一体なにがしたいんですか』





伴「その最低な生徒にテニスを夢中にさせたいんですよ」




『!』




伴「天衣無縫……あなたにはわかるでしょう。彼にテニスのすべてをしってもらい、天衣無縫になるようにさせたいんですよ。」




『………』




伴「だから亜久津くんにはこの試合に勝ってもらう必要がある」




『……………だとしてもリョーマは負けませんから。勝つだなんて甘い考えは捨てた方がいいですよ。……じゃあスミレちゃん、アップしに行ってくる』






竜「あまり遠くに行くんじゃないよ」



『はーい』





























竜「にしても伴爺、蜜柑をあそこまでキらせるなんて、あの男よっぽどの男じゃのぅ」




伴「はて、わたしは虹姫に嫌われましたかねえ?」





竜「どうじゃろうな」



























『はぁー……(なんでこんなにキレてるんだろ、なんだか最悪な気分)』




「蜜柑」






『………おうおう、何でこういうときに限って来るかね……穂乃香ちゃん…』



穂「ちゃん付けはやめてよ、気持ち悪い」



『ぐふっ、相変わらずズケズケ言うわね』




穂「当然」



『………』




穂「そうだ、呼び止めたのはほかでもない。私たちが関東にいけることになったから。これで勝負できるわよ」




『……うわぁ、ウレシイナー』




穂「片言じゃない」



『……ばれれたか』



穂「バレるわよ!!!」





『ま、どちらにせよ準決勝付近で当たるんじゃない…?』



穂「そうね…でも早くしたいわ。ブランクがあるにせよ、貴女は強いから早く倒しておかなきゃだからね。」




『………ワァ、ナンカホメラレタ。ウレシイナー』




穂「片言やめろ」




『穂乃香ちゃんキャラ壊れてる』




穂「………ん゛ん゛ッ!!まあ、とにかく楽しみにしてるわ。私に当たるまで負けたら承知しないわよ」



『わかってるよ』




そう言うと二人は別々に歩いた
































































柚「で?結局、穂乃香と話したからウォーミングアップする気にならなくて、帰ってきちゃったのね」




『………ハイ』





柚「蜜柑はリョーマみたいに精神面が立派だったらなぁ」




『……………』









リョ「ねえ、おとなしく空手やってればこんなチビに負けずに済んだのに」



亜「ぬかせ!!」






















『……あんな風になれと?』




柚「…………」




『無視か。…手塚部長はどう思います?』





手「…亜久津の意地と越前の勇気、より強い方がこの試合を制す!」





『………………………………………………………』










































「青学青学っ」











伴「(亜久津くん……テニスは楽しいですか?)」












「亜久津亜久津」




「越前越前」




































そして いよいよ



マッチポイントを迎える














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