long虹争奪戦
□Aブロック
1ページ/2ページ
[ゲームセットウォンバイ菊丸先輩6−0!!]
菊「ぶいぶいびーーーっ」
荒「ちくしょーー今日の菊丸先輩ノリノリじゃねーか」
池「きれいに完敗したなー荒井」
荒「うるせぇ、俺達のレギュラー獲りはいつになるんだろ、まったく」
池「ほんとほんと」
乾「……………」
関東大会のレギュラーを決めるべく行われた
6月期の校内ランキング戦ーー
元レギュラー陣が強さをみせつけ順当に勝ち
新レギュラーの座を次々に決めていった
大「ふんっ!!」
リョ「(大石副部長…何てしつこさだ)」
『(ラリー長いなぁー…リョーマも珍しく汗だらだらだな)』
そのとき、リョーマが打ったボールがネットにあたり、大石のコートへと入った
大「!(3年生の先輩としてーーーそう簡単に1年に負けてたまるか!!)」
大石は何とか打ち返した
大「届くのか!?」
そのボールをリョーマはとろうとしたが
大「えっスルーした!?」
『アウト…』
リョーマはアウトと見切ってボールを見逃したのだった
『ゲームセットウォンバイ越前6−3!!』
カ「やったぁリョーマ君!」
カ「これで全勝また、レギュラーだ!」
大「ふう…やはり強いな越前、負けたよ」
『大石先輩もなんとか1敗で何とかレギュラー守れましたね』
大「あははー」
カ「やっぱすごいねリョーマ君は」
カ「おめでとう、Dブロック1位通過だよ」
堀「他のブロックも順当にレギュラーの先輩が勝ち上がってるぜ」
リョ「ふーん」
堀「でも問題はAブロックだよなあ…手塚部長に桃城先輩、それかレギュラー落ちしていたとはいえ乾先輩だもんな。きっと三つ巴であばれてるぜ!おい待てよ聞ーてんのかよ越前っ!?」
するとそれまで歩いていたリョーマと蜜柑はピタッと足を止めた
カ「あっ!?桃先輩が…………負けてる」
『……桃ちゃんが……………レギュラー落ち』
カ「ウッソー!!」
カ「あのJr選抜の千石さん相手に勝った桃先輩が、乾先輩に2ゲームしか獲れず負けるなんて」
堀「何故…」
カ「あ、もしかしてあの時の左足のケイレンの影響がまだ…」
不「ううん…桃のコンディションは万全だったよ。それにケイレンなら蜜柑の対処がよかったから、治ったしね」
堀「ふ、不二先輩」
不「その桃を押さえ込んだ。乾が凄かったんじゃないかな。この2ヶ月間地区予選・都大会とただ敵校のデータを収集して、ボク達をサポートしてただけじゃないって事」
「え……?」
海「(俺たちのデータも収集してやがったのか)…けっ」
竜「どーだい?2ヶ月間後ろからじっくりデータ分析されてた気分は?」
『あーあ、霰雨ばれちゃったかー、乾先輩には効かないかなーあははー』
「「「「「「「(笑い事じゃないし、霰雨はそうそう攻略できないし)」」」」」」」
井「す、すごいぞ芝!!記事になる記事になるぞぉ!!」
芝「同じ学校内でこんなにもし烈な戦いがあるなんて…」
乾「データは集まった。今回こそは勝たせてもらうよ手塚」
[ザ・ベスト・オブ・1セットマッチ乾サービス…プレイ!!]