陵南

□カレーを作ろう大作戦!陵南編
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仙「せんせーの為のカレーかぁ。どうします、魚住さん?」
魚「そうだな…」
相「海の近くですし、シーフードカレーっちゅうのはどうです?」
福「シーフード…」
越「それいいな。魚住さん!魚おろして下さいよ。」
魚「それなら任せろ。」

シャキーン

取り出したのはMy包丁。

「「「おぉっ!さすがっ。」」」



仙「シーフードって何入れんのさ?」
相「アサリとイカとエビが入ってた気ぃします。」
仙「それだけだと物足りないから、俺の釣った鯛も入れよう。」
越「鯛?!おまえ、なんつーもったいないことを…」
仙「いーの、いーの。堅いこと言うなって♪高価なほうがせんせーも喜ぶって!」
魚「試しにやってみるか?」
福「美味くなるかもな。」
相「そうと決まったら、早速カレー作り開始や!どんなカレーが出来上がるか、要チェックやで!!」





───



魚住さんは軽やかな包丁裁きで、素早く魚介類を切り刻んでいく。

相「さすがは板前の息子でんなぁ。」



仙「さて、俺はアサリをこじ開けようと思います。」
越「どうやって開けんだよ?アサリの殻は堅くてなかなか開かねぇぞ。」
仙「そんなの簡単♪」


仙道、おもむろにアサリを並べる。


仙「ではいきますか。」
越「?」



仙「君達の素敵な笑顔、隠してるなんてもったいないよ。俺に見せてくれないかな?」

にっこり仙道スマイル。

越「はぁ?おまえ、ばっかじゃねぇの。」






パカパカパカパカパカ……



越「う、嘘?!」
仙「ほら。楽勝!」
越「ありえねー!そんなのありか?!」
相「さ、さすが、老若男女問わず人気の仙道さんや…アサリまでも仙道さんの虜にしはった…」

その様子を見て
福(俺にだって、そのくらいできる…)
と、対抗心を燃やしていた。







魚「よし、切れたぞ。煮込め!」




ぐーつぐつぐつ…



相「えぇ匂いですね。」
仙「うまそうだな。」
越「うまそうだな。じゃなくて、うまいんだ。」









相「そろそろえぇんちゃいます?」
越「ご飯にカレーをたっぷりかけて〜」
仙「これは忘れちゃダメだよ。」
越「福神漬けか。それは大切だな…………って、おいっ!これ、まぐろの切り身じゃねぇか!!!」
仙「シーフードカレーなんだから、細かい部分もちゃんとシーフードで攻めないとね♪」
相「そんなこだわりがあらはったのですか!さすが、仙道さんやっ!」
越「んなわけねぇだろうが!!」
魚「少しやりすぎな気もするが…」


仙「他にも乗せよう。」
越「やめろっ!海鮮丼風シーフードカレーになる!!!」

田「おまえら、さっきから煩いぞ。」

相「あっ!先生!!ちょうどえぇところに。カレーできはったんで食べてって下さい。」






田「ばかもんっ!!!!こんなカレー食えるか!!!!!!」






*****

あとがき



陵南バスケ部のカレーが出来上がりました。
うわー…
私的に一番食べたくないのが陵南のカレーですね。仙道が何かしてそうで恐ろしい。
それにMy包丁所持している魚住…怖い!!あの体格、人相からいって確実に危ない人に見られますΣ( ̄△ ̄;)

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