海南

□勘違い
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「あれ?牧くん、ノート忘れていってる。」


牧の机の上にノートがポツリ。

これは牧くんと仲良くなるチャンスでは?


「届けてあげようかなっ。
何のノートだろ?練習日誌かな??」


ノートの表紙に目をやると大きな文字で"SM"と記されている…



えすえむ…

エスエム……

SM…………?!


アブノーマル?!?!



一体全体…これは牧くんの趣味ですか?!

私の中の牧くん像がガラガラと音を立てて崩れていく。



「俺の机がどうかしたか?」

張本人登場!!
なんてタイミング…



「牧くんって、鬼畜…?」


「はぁ?!何を訳のわからないこと言ってるんだ??」


「だって…」

恐る恐るSMの文字を指差す。




「あぁ。クックックッ!!」

いきなり笑いだした。もう何が何だか…




「バカだなぁ。
これは、Shinichi MakiのSMだ。」


え、えぇ〜!!!!!!!!!

「さいですか。」

うっわ。バカ、あたし…恥ずかしくて穴があったら入りたい……////


くくっと笑っている牧くん…
けれど、次の一言で一気に力が抜けた。

「俺はおまえとだったら、してもいいぞ。」





ドキューン///!!!!!!









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