★短編夢小説★
□大好き。
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大好きって伝えられたらよかったなんて言うな。
目の前でお前が泣く顔なんて…
おれは見たくないんだ。
だからせめて今だけは…
笑っていてくれないか?
(きっと…伝えていたら、私は後悔していたんだ)
(いや…どっちも後悔しているよ?)
それは彼が私に送った最初で最後の手紙であり
最後の本心なんだ。
だから私も…大空にあなたを思って叫ぶよ?
大好き。
馬鹿だな…おれのためなんかに泣きながら叫ぶな。
きっと彼はそう言う。すべてはゆりかごのせいだ。
それは彼が事件を起こす前に…
私の告白を遮った理由が書いてあった…
一通の手紙が思い出させたことだった。
待ってるから。ボスが…ザンザスが私の前に現れてくれることを。
→あとがき