誰にも知られなかった物語〜番外編〜

□番外編6〜ソラとグーフィー〜
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「ソラ、大丈夫なの?」
「何が?」
「さっきまで倒れてたから」
「ああ。全然平気だよ」
生活に必要なものを小屋で探しながらソラとグーフィーは会話をする。
時々変なわけのわからないものが出てくるがここに突っ込む人はおらず、放りだされた。

「それならいいけど……」
グーフィーがまだ心配そうに言う。

「心配すんなって。お、これ使えるじゃん」
明るくグーフィーに言い返すと
何故か調味料を発掘。

「ソラ。流石だね」
グーフィーがほめているがそれより先に突っ込みどころが満載だ。

「毛布を見つけたよ?」
そういってグーフィーが人数分の毛布を取り出す。
しかし、やはり突っ込む人がいない。

「やったなグーフィー!」
ソラが楽しそうに、嬉しそうに言う。
どうでもいいから突っ込んでほしいのだが;;

「じゃあ次森に行こうぜ。何かあるかもしれないし」
「じゃあ行こうか」
そういって小屋を去る二人。


「ん〜なかなかないなぁ」
ソラが木の棒を振りまわして木の枝を振り払いながらうなだれるように言う。
「そうだねぇ」
のんびりとした口調でグーフィーもソラに同意する。

「痛っ」
急にソラが何かにぶつかる。
すぐに何にぶつかったのかを確認する。
が、そこには何もない。と言うより下に海があっただけだ。

「どうしたの?」
後ろにいたグーフィーがソラに問いかける。
「いや、それがさ…何にもないのに、何かにぶつかったんだ」
普通に聞くと全く意味不明な言葉だ。
グーフィーも意味が分からないらしく、首をかしげている。
ソラはそれを無視(←)し、さっき自分がぶつかったはずの所に触れる。
確かに、壁のようなものがあった。
しかしそこには何もない。

「グーフィー。ここ、触ってみろよ」
ソラがグーフィーに触るように言うと、グーフィーは恐る恐る触れる。
すると、その手が見えない壁に触れる。
「あれ?壁なんてないのに壁があるねぇ」
「なんでだろ?」
「でも海に落ちなくていいね」
「あのなぁ;;」
グーフィーのマイペースな言葉に思わず呆れるソラ。

「でも、カイリ達って普通に海に入ってたよな?」
「確かに。何でだろ?」
二人は考え始める。
が、何も知らないので何も分からない。

「あ、こんなことするより先に仕事しないと!」
ソラが突然思い出したように言う
こんなことってなんだ。と突っ込みたいがやはり突っ込む人はいない。
「そうだね。じゃ、行こっか」
これも突っ込みたいがいちいち言っているとキリがないので次からはスルーすることにしよう。
そしてソラとグーフィーは森へと戻って行った


「結局あんまりなかったな」
「そうだね。また明日頑張ればいいよ」
「そうだな」
森から戻ってきて今日の収穫(ハンモックとスコップ)を持っていたソラとグーフィーが言う。
戻って見るとご飯が出来ていた。

「カイリ、シオン。ありがとな」
ソラはお礼を言う。すると、ふと気がついた

「ドナルド達は?」
「まだ帰ってきて無いの」
「じゃあ呼んでくる」
そういってソラは森へと再び姿を消した
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