裏短編

□秘密クラブ
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今日は金曜日。
さやかは付き合っている白木に連れられ、車に乗っていた。
白木は同じ会社に勤める上司で一回り年上である。
だが、その大人の魅力がさやかを魅了していた。

今日はあるおすすめの場所へ案内すると言われ、食事後そこに向かっている。
しばらく走り、あるビルの地下駐車場へと入っていく。
車を降りるとエレベーターに乗り、白木がボタンの下にある突起をスライドして暗証番号を入れる。
すると、エレベーターはさらに地下へと降りていった。

フロアへ着くとそこは高級そうな内装をしており、扉が一つあった。
白木は扉の前へ案内する。
ここは何?と聞くと、白木は扉を開きつつこう言った。

「ここは秘密クラブだよ。多数の男たちで女を可愛がるところだ」




内部が丸見えになると、多数の男たちと女たちが見える。
その多くが服を脱いでおり、一人の女に複数の男たちが群がっている。
あるものは女の秘部を舐め、あるものはそこに男のものを入れ腰を振り、あるものは自身のものを女に咥えさせていた。

日常ではありえない光景に、さやかは後ずさる。
しかし、白木はさやかの肩を抱くと、耳元でこう囁いた。

「君の部屋で見つけてしまったんだよ。輪姦ものの小説を。君はそういうのが好きなんだろう?
 ここは君の願望を叶えてくれるよ」

さやかはビクリと肩を上げる。
隠していたのに見られていたとは思わなかったのだ。

「さあ、怖がることはないよ。ここは無理矢理はしない。お互い気持ちよくなることがルールだ」
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