禁断の小部屋(集団痴漢シリーズ)

□ 集団痴漢6(映画館編)
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「こんにちは、美穂ちゃん」

美穂は休日に再び男たちに呼び出され、繁華街のある駅へと来ていた。
男たちは相変わらず職業のわからない服装で待っていた。
そういう美穂は男たちが指定した服装を着てきていた。
キャミソールとカーデガン、そしてミニスカートである。

「うん、ちゃんと言うこと聞いてきたみたいだね。後で服の下確かめさせてもらうね」

男たちは美穂と会ったとたんジロジロと全身を舐め回すように見て、早速鼻の下を伸ばした。
美穂はモジモジとしながら、歩き出した男たちについていく。

「今日は何処へ行くんですか?」
「映画館だよ」

男たちは包囲網を築くように美穂の周りに陣取りながら、そう伝える。

(映画館? 今日もエッチなことするんじゃなかったのかな?)

美穂は不思議に、そしてちょっと残念に思いながらついて行った。

しばらく歩き、少し寂れた感じのする場所に着くと小さな『映画館』と書かれた看板があった。
普段美穂が行く映画館と違い、随分と小さく薄暗い感じがする。
男たちは迷わず地下へ続く階段へと降っていくので、美穂も内心びくつきながらもついていった。

「大人5枚」

受付にいるやる気のなさそうなお爺さんにお金を支払うと、男が奥の劇場のある扉を開く。

「お。ちょうどいいタイミングじゃん」

大きな画面には、お約束の注意書きの動画が流れている。
館内を見回すと、まばらに中年を中心としたおじさん達が座っていた。
なぜか妙に注目されている。

(この格好のせいかなあ…)

美穂は全身を隠したいのをこらえ、平静を装うように視線を逸らした。

「一番後ろに座ろうね」

男の一人はそういうと、美穂の手を引き普通より気持ち暗めの室内を最後列へと歩いていく。
そして席へ着くと、美穂を中心に男が二人ずつ両脇に座った。

「そろそろ始まるな。楽しんでね、美穂ちゃん」

男たちは思わせぶりな言葉を発すると、タイミングを計ったように映画が始まった。
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