禁断の小部屋(集団痴漢シリーズ)

□集団痴漢1(電車編)
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美穂はその日いつもと違う車両に乗っていた。
混む路線なので、普段は割と空いている前の方の車両に乗るのだが、
今日は発車時間ぎりぎりだったため、階段近くの車両に飛び乗ったのだ。

(すごい混んでる)

この車両には大勢の通勤客に対応するために、優先席がない。
美穂は他の客に押されて車両連結部分に近い、角にまで押しやられてしまった。
周りの客と共に、身動きできないほどぎゅうぎゅう詰めにになってしまう。

高校の最寄り駅まで20分ほどかかるのだが……。
美穂は20分もこのままの状態なのかと思うと、げんなりした。

ふと、おしり部分に何かが当たったような気がした。
ぎゅうぎゅうづめだから、きっと誰かのカバンだろうと思い、美穂は気にしなかった。

するとまた、何かが触れてくる。
今度は擦るように。
おかしいと思っていたら、人の手のように感じられた。

(もしかして、痴漢!?)

でも、もしかして手が偶然触れているだけかもしれないし、絶対とは言えない。
間違っていたら恥ずかしい。
かといって、本当に痴漢だったとしても大声を上げるのは、美穂にも勇気がいることだった。

躊躇してると、大声を上げる気がないとわかったのか、その手は大胆になってきた。
意図的に掌を押し付けて、スカートの上から撫でまわしてきた。

(やだ……)

やめてほしくて、美穂はその手を避けるように身動きする。
でも、美穂の周りには、背の高い男性たちがいるために、上手く動くことができない。

その手は、吸いつくように撫で回し、今度は美穂のヒップを揉み込むように動く。
その痴漢は行為に慣れているのか、美穂の性感を上手く刺激してくる。
弱すぎず強すぎずの力加減で、撫でまわしてきていた。
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