禁断の小部屋(集団痴漢シリーズ)
□集団痴漢2(トイレ編)
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そのうちの一人が、美穂のブレザーの胸ポケットを探り、生徒手帳を取り出した。
「へえ、君、美穂ちゃんって言うんだ。かわいい名前じゃん」
「○○女子高だよね。あそこかわいい子多いんだよな。美穂ちゃんはその中でも上玉だよね」
「俺達、いい子に当たったよ」
男たちはにやにや笑いながら言う。
名前まで知られてしまった。
美穂はもう逃げられないことを悟り、ただ恐怖におびえるだけだった。
次に何をされるのか、想像もつかない。
ただ、電車の中でも十分なことをされたのに、それ以上に蹂躙されることだけはわかりきっていた。
「やだ! こないで!!」
美穂が脅えて言うと、男たちは鼻で笑いながら近づいてきた。
まるで震える子ウサギををいたぶる狼のように。
「そんなこと言うなよ。俺たちの仲じゃん」
「ヤルことやったんだから、いまさらだよな〜」
「もっと、気持よくなろうって言ってるんだよ」
「あれだけじゃ、俺達満足できてないんだよね。君もそうだろう。さんざんアソコ濡らして善がってたじゃん」
美穂は男たちの言葉を否定できない。
確かに、電車の中で濡らして、感じて、イッてしまったのは事実だった。
あんな人がいるところで……。
ダメなのに、嫌なはずなのに、あんなに感じてしまって……。
そんな自分を否定したいのに、事実が許してくれない。
(私、そんな女なはずないのに。それじゃあ、まるで恥女みたい……)
でも、あんなに感じたのは初めてだった。
まるで、自分が自分でないかのように、頭が真っ白になってイッたのは。
……本当に、気持よかったのだ。
美穂は自分の考えにショックを受ける。
男たちからのプレッシャーと自分の身体に起こったこととのショックで、もう身動きが取れなかった。
――でも、心の中では実は期待しているのかもしれない。
男たちから受けるだろう、更なる快楽を……。