禁断の小部屋(集団痴漢シリーズ)
□集団痴漢3(ホテル編)
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「――さて、美穂ちゃん、俺たちもうそろそろ次の段階に進んでいいと思うんだけど、どうだい?」
男の一人が唐突にそう切り出した。
「?」
「もう、その厭らしい声、我慢するのも限界だろう?
今日は思いっきり美穂ちゃんが喘げるところでやろう」
そう言って、美穂の衣服を整えだした。
他の男たちも示し合わせていたように、美穂の身体から手を離す。
いつもは、美穂の衣服を男たちが直すのが行為の終わりの合図なのだが、今日は違った。
「――さあ、次の駅で降りようか」
男の言葉と同時に、電車がホームへと滑りこむ。
そこは、美穂が本来降りるべき、高校最寄りの駅ではない。
「だっ、だめ……。学校遅れちゃう……」
「いまさらだろう?」
「学校より有意義なことを教えてあげるよ?」
慌てて美穂が言うが、男たちは強引に美穂を乗車口へと導いた。
他の乗客に押されるようにホームへと降り立つと、男たちは美穂を促し改札口の方へと歩いていく。
(……えっ、トイレじゃないの……?)
美穂は以前のことを思い出して、赤くなったが違うらしい。
男たちは美穂とともに改札口を出てしまう。
この駅は美穂も何度か来たことがあるが、男たちは普段使う改札口とは別の改札口を通っていった。
いつもの表通りはデパートなどでにぎわっていたが、こちらは薄暗く、閑散としている。
男たちは慣れたように美穂の肩を抱いて道を進んでいき、一つの建物の前で立ち止まった。
そこには
『ご休憩○○円、ご宿泊○○円』
とか書かれた看板が――。
「え……?」
「さあ、ここでもっと気持ちよくなろうね……」
男の一人がそう言うと、逃がさないとばかりに他の三人も美穂を取り囲んで入口へと入っていく。
「やっ……」
美穂は今まで入ったことがないラブホテルという場所に怖くなって抵抗するが、それも無駄だった。
男たちは素早く部屋を選ぶと、美穂を引きずるように連れて行く。
「や、やだ、やめてー!」
美穂の悲鳴が響くが、それもラブホテルでは、しかも朝の時間帯では誰も来やしない。
美穂の声だけが、ホテルの天井に木霊するだけだった。