ふしぎ遊戯夢
□第十六章 ファーストキス
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「とにかく今日は、宮殿で一休みしよう!!明日からはまた長い旅になる。みんな、今日はゆっくり休んでくれ」
「「「御意」」」
「御意〜!!」
「…みちる。お前な、御意の意味分かってるか??」
「??分かってるよ!!はぁい!!って意味でしょ??」
「…まぁ、簡単に言えばそうだけど…重みが違うんだよ!!みちるは軽すぎ!!」
「角宿、まぁいいじゃないか。みちるは御意って言いたかっただけなんだろ??」
「へへ〜っ。バレたか!!」
みちるは軽く舌を出した。そんなみちるを見て、心宿は心を痛めていた。
「……抗宿。今から七星を俺の部屋に集めてくれ。くれぐれもみちるには気付かれぬよう、な」
「……御意」
抗宿は今まで、心宿の右腕として幾度となく心宿を助けてきた。そして今、彼が何を言ったとしても、自分は従おう。そう、心に誓っていた。