ふしぎ遊戯夢

□第三章 出会い
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気がつくと私は、田舎の村に立ち尽くしていた。

「え……。私、家にいたよね??どうしてこんな所に??ひな〜。お兄ちゃん!!」

周りを見渡しても、辺りは誰もおらず自分の声が響くばかりだった。

「どうしよ。考えられることはただひとつ…。」

本に、吸い込まれた。それしか思いつかない。この本を読み終える、って…私が中に入って物語の登場人物になるってこと??ありえない。っていうか、この本ってどんな話なんだろ。本当にあらすじの部分しか見てなかったから…。私、死んだりしないよね??
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