ふしぎ遊戯夢

□第五章 朱雀の巫女
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私と鬼宿は、朱雀の巫女になるためにまずは栄陽へと向かった。

「じゃあ、行ってくるな、忠栄。」

「忠栄くん、今までお世話になりました。ありがとう!!」

「こちらこそ!!すごく楽しかったです。それに…みちるさんが朱雀の巫女様だなんて。また、家にも遊びにきてください!!」

「うん。結蓮ちゃんも、またね!!」

「うん!!鬼宿にいちゃ、みちる姉ちゃん護ってね!!」

「ハハッ。結蓮の頼みだったら聞かなきゃいけないな。」

「「行ってきまーす!!」」


私たちは村を出た。

「素敵な兄弟だね!!私は2人兄妹だから、大家族が羨ましいな。」

「あぁ。兄弟は、俺が守る。昔から決めているんだ。」

「そうなの??」

「うん。うちさ、父さんは病気がちで、母さんは結蓮を産んですぐに死んだから、俺が結蓮を育てたんだ。だから、特に結蓮が可愛いんだ。今は、自分の幸せより家族の幸せを優先させたい。」

鬼宿はすごいな。私も、少しでもこの国のみんなのために頑張ろ!!
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