ふしぎ遊戯夢

□第七章 4人目の七星士
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みちるはその日、眠れぬまま朝を迎えた。どんな顔して会えばいいんだろう。

「みちる、おはよう。昨日はあれから眠れた?」

「え!?うん、バッチリ。」

「そう、よかった。私先に寝ちゃってゴメンね」

「そんな!!気にしないで。」

柳宿には心配かけたくないし、内緒にしよう、うん。

「じゃ、ご飯食べて出発ねっ。」

柳宿と食堂へ向かった。

「柳宿、みちる。おはよう。」

「おはようございます、星宿様。」

「おはよー。」

星宿と鬼宿はすでに席についていた。

「鬼宿も、おはようございます。」

「おはようございます!!柳宿さん、……みちる!!」

「……おはよ!!」

鬼宿が普通に話しかけてくれて良かった。

「みちる、昨日はゴメンな。逃げるみたいに部屋に戻って。」

「えっ??だ、大丈夫だよ。気にしないで。」

「俺、あの後後悔したんだよな〜。」

鬼宿は苦笑いした。

「え…。それってどういう……。」

「どうして!?なぜダメなのですか!!」

鬼宿と2人で話していると、柳宿の大声が響いてきた。

「ぬ、柳宿!?どうしたの??」

「みちる!!大変よ〜。星宿様と私は、七星探しの旅に出たらダメなんだって!!」

「え…うそ…。どうして!?」

大臣が呆れたように言った。

「一国の主が、旅にでるなど…。とうてい考えられません!!ましてや王妃様まで…。全く、何を言い出すんですか。」

確かに、大臣の言っている事もわかる。でも…。
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