スラムダンク夢

□3話 ライバルとの出会い
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流川楓と同じクラスになり3日、彼のことが少しずつわかってきた。

まず、すごく人気があるということ。本人は自覚がないみたいだけど、とにかく人気だ。ファンクラブがあるくらいだし。

そして、何といってもバスケットが抜群にうまい、ということ。それはあの公園で何となく気づいてはいたけれど、同じ中学出身の人に教えてもらった。

もう1つ。バスケットをしているときとは想像もつかないくらい、普段の彼は抜けている。というより、覇気がない。何に関しても無頓着で、バスケット以外は興味ないです、って感じだ。

私と楓くんは、偶然前後の席になった。楓くんは背が高いから、一番後ろ。できれば、後ろの席から観察したかったんだけど、残念。
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