スラムダンク夢

□5話 負けず嫌い
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それから数日、私は順調に仕事を覚えて毎日部活が楽しくてしかたがなかった。

この数日で、桜木君が逃げ出したり事件は絶えなかったけど楓君との距離もかなり縮まった気がする。…相変わらず無愛想だけど。

「そろそろ先生がくるんじゃないかしら。」

「先生??」

監督のことかな。そう言えば見たことなかったな。

「そう。安西先生っていってね、バスケ界では有名な方なの。湘北の監督してるのよ!!」

すごい人が監督なんだ。

「キャーッ!!流川くーん!!」

最近、増えてきたのが楓君目当てのギャラリー。元々顔はいいし、バスケセンスもあるから、こういう人達が今後も増えるのかな…。

「相変わらずモテるわね〜。流川ってば!!」

彩子さんに言われて、楓君はウザそうにしていた。

「楓君ってば、モテモテだね〜。スゴいなぁ。」

私もしみじみ感心した。

「お前なぁ…。」

楓君が私の頭を軽く叩いた。

「えぇ!?!褒めてるのに。」

「茶化してるようにしか聞こえない。」

私と楓君がギャアギャアケンカしていた。

「なぁに!?あの女!!私達の流川くんとイチャイチャして!!」

1人が、大声で言った。

「えっ!?私のこと??」

女の子たちは、みんな私を睨んでいる。
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