スラムダンク夢
□6話 大切な思い
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陵南との練習試合も決まり、湘北バスケ部はより厳しい練習をこなしていた。
「それにしても、赤木キャプテン。今日は気合い入ってますね!!」
「ちょっとね〜。やる気が起きるようなことがあったのよ!!」
「????」
その日のキャプテンはやる気に満ち溢れていた。桜木君にシュート練習させるとまで言いだし、桜木君もやる気満々だ。
そんなとき、ギャラリーの心無い声が聞こえてきた。
「大体流川くんにかなうはずないのよ!!あんな不良、さっさと辞めちゃえばいいのに!!」
あれは…楓くんのファンの人達??
私は、考える前に行動してしまっていた。
「すみません、今の言葉…。取り消して下さい。」
「ちょっと…あおい!!」
ここまできたら、あとにはひけない。
「一生懸命やっている人に対して失礼です!!応援して下さるのはありがたいですけど…。」
「はぁ??何よあんた。ウザいわね。」
「ねぇ…。この女!!流川君の周りをウロチョロしてる女よ!!」
う、ウロチョロって…。
「あんたこそ、流川くん目当てでマネージャーやってるくせに、調子にのってんじゃないわよ!!」
私は思いっきり突き飛ばされた。