スラムダンク夢
□12話 バスケ部、全員集合
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あの大事件の次の日、私は過保護なお兄ちゃんせいで、頭に包帯を巻いて登校した。確かに、昨日の夜は少し血も出ていたし…巻いてたけど、今日はもう平気なのに。
「…あおい、後ろ乗れるか??」
「うん!!平気だよ??ゴメンね、お兄ちゃん過保護で」
私が学校へ行くときも、一緒に行くだのボディーガードつけた方がいいだのうるさかったし、楓くんにもしつこくあおいを頼むと言っていた。楓くんの方が重症だったのに…。
「別に…お兄さんはお前が心配なんだよ。俺も、お前が妹だったらスゲー心配」
「そういえば、楓くんって兄弟いるの??」
「うん。2個下に双子の弟が」
「双子!?ってことは、三人兄弟??」
楓くんは頷いた。
「一卵性ってやつだからよく似てる。俺、よく間違うし」
「ダメ兄貴だなぁ〜楓くんは!!」
私は笑った。
「だから、お前のお兄さんは尊敬する」
楓くんは、前を向いてたから表情までは分からなかったけど…きっと真っ赤になっているだろうな〜。