書物3 夢小説?

□お話の始まりは_?
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「__オイ、手前ェ、其処で何してやがる」

その一言が始まりだった。



_____________


「……アンタ誰。こいつ等の仲間?」

赤髪に珍妙な帽子を被った男__中原中也は只今目の前に広がる現状に目を見開き皺を寄せた。そんな中原に気付きながらも表情一つ変えず淡々と問いを返す少年。その少年の足元には無惨に斬り殺された死骸が転がっていた。


「…問いに問いで返すだなんて野暮だろ。……質問に答えろ。」


そんな少年に中原は皺を更に濃くし、ドスの効いた声で少年を睨みながら上記を述べた。少年は其れに臆する事なく言葉を紡いだ。


「…見ての通り。人殺しさ。」


うっすらと余裕のある笑みを浮かべては中原を見詰める少年。中原は少年を警戒しながら地面にに転がる死骸に目を向けた。その死骸は今回の任務で殺すよう命じられていた不届き者達だった。


「何でこいつ等を殺した。」


中原はまず動機を探ることにした。慎重に言葉を選びながら言うと少年は足元に転がる死骸を一瞥し一言"邪魔だったから"と言葉を発した。


「こいつ等は_…仕事に邪魔だったからね。
殺した。」


仕事という言葉に中原はぴくりと反応した。


「…手前ェ、名は」


「…輕。」


うっすらとした笑みを濃くしては名前を名乗った少年に中原は緊張の糸を張り巡らした。

"輕"と言えば此処等で噂の殺人鬼だった。噂によると輕は凄腕の殺し屋らしく証拠の一切残さない完全犯罪にどんな難しい内容でも難なくクリアしてしまうとのこと。そんな奴が誰に依頼されて_?中原は頭を悩ませた。輕は近々ポートマフィアの難敵になるのではないかと意見が浮上したばかり、此処で片付けて仕舞うべきか__。するとそんな中原の考えを読んだかのように輕は言葉を発した。


「大丈夫。マフィアの敵にはならないさ。そんな所に手を出したら此方が危ない。」


そう言うと降参と言わんばかりに両手を挙げひらひらと振って見せた。中原は輕をじっと、疑うように睨み付ければ問いを投げ掛けた


「……信用は出来ねェが此処は見逃してやる。
だが、一つ聞いて言いか。」


どうぞと言うように目配せしてきた輕に中原は問いを投げ掛けた


「…誰に依頼された。」


輕は黙り。重い沈黙が辺りに漂う。気の抜けない沈黙を打ち切ったのは輕だった。


「…さァね。知らないよ。全身真っ黒のコートで顔が見えなかったから。オマケに依頼内容も手紙でだ、今回の依頼人さん随分身元をバレたくないらしい。」


中原は顔をしかめた。其れでは誰が依頼したのかがわからなかったからだ。


「その情報に信憑性は。」


「悪いけど百パー。後はアンタが信じるか信じないかだけだ。」


本当の事を言っているようにも見えないし、嘘をついているようにも見えない相手の読めない表情に更に頭を悩ませた。取り敢えず今回は引くしかない、そう考えた中原は一言言いその場を去ることにした。


「今回は引く。
手前ェをどう見るかと今回の件は上に報告する。」


「…どうぞご自由に。」


去って行く中原にそう答えると輕も中原とは逆方向に去って行く。






二人は知らない。真逆この二人が新しい__になることを___。







一言良いですか?



夢小説じゃない!(ガタッ
ナニコレ駄作文んんんんん。

次のページに只の気の紛らわし小説(会話文のみ)がありますが見なくてもストーリーにはさほど関係ありませんので見なくても全っ然大丈夫です!逆に中也さんがキャラ崩壊乙なので中也さん好きにはヤバイかもしれません…
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