稀代の小説家



名前/ 東雲 藤吉 -Tokichi Shinonome-

年齢/ 50〜65歳程度(希望により変更可)

容姿/ 整えられた白髪混じりの髪に、仕事柄殆ど毎日室内で過ごしているため肌は白く痩せ型。歳の所為で皺が目立つようになっては来たが、まさに整っていると形容するのが相応しいやや憂いを帯びた端正な顔立ちに、所作や仕草の一つ一つから気品が感じられる風雅な佇まい。独特の色気を纏い、小説だけではなく本人も人気が高いとか。常に皺一つない和装で、物を書く時も背筋がすっと伸びているため老け込んだ印象は与えない。執筆の時だけは眼鏡を掛けている。普段から笑う事は其れ程多くはなく鋭い印象を与えやすい。機嫌の良し悪しは表情で分かる。人の話を聞く時など流し目で相手を見る癖があり、鋭さを孕んだ瞳も相まって余計に威圧感を与えてしまう事も。愛煙家だが、お香が好きで夜は寝室で焚いている為、いつも白檀の良い香りを纏っている。

性格/ 家の外では物静かで穏やかな印象を与えるがそれはあくまで外でだけ。本当は人嫌い、気難しい、プライドが高い、と三拍子揃った厄介者。外に出るのは気を遣う為なるべく避けたがる。かなり拘りが強く、煙草や酒なども気に入っている物以外には中々手を出さない。お茶は熱いものを好み、普段から相手の淹れる茶は微温いと文句を付けている。湯呑みも気に入って使っている物以外で出されると一切口を付けないなど、かなりの頑固者。言葉遣いはやや古めかしく、一人称は私、二人称はお前さん、名前の呼び捨てなど。綺麗好きでもあり、掃除に関しても煩く言うが部屋の換気は嫌い。一度集中するとそれ以外の事には手が付かなくなり食事や睡眠を二の次にする事が多々ある。かつては色男だったが、あまりに小説にしか興味がなかったため当然独身。年齢を顧みず無理をする事が多く、何かと相手に心配を掛ける。取材の類は大嫌いで、断りの対応も全て相手任せ。文句や皮肉は多いものの、相手を信頼しているからこそ唯一側に置き、実の子のように大切に思っている。

備考/ 二人が暮らす家は、郊外にある邸宅。全部屋が和室で、縁側があり庭に面した部屋が執筆用の部屋。寝室と執筆用の部屋を分けたり、相手にも広い部屋を使わせたりしているが、使っていない部屋もあるほど。都心からはやや離れている為、出版社などに出向く時は車を呼ぶ事が多い。


「…そんなに其処ら中の襖を開けて回らなくたって良いだろう、煙が逃げちまう。寒いから閉めてくれ。」

「私なんぞの隣に居ようっていう物好きはお前さんくらいだよ。困った子だね、…ほら、此方においで。」

※ご希望により多少の変更は可



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